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新聞を読む理由は?
新聞を読むメリット
「仕事で成長を感じる」人が 1.2 倍
新聞での学び、実務で生かす
仕事での成長は、時にモチベーションややりがいにつながる。
いまいち自分の伸びを感じられない。そんな人にこそ伝えたい調査結果が出た。
新聞購読者の 44.6%が「仕事で成長を感じる」と回答。非購読者は 37.2%にとどまり、7.4 ポイントの差がついた。
新聞には、様々な苦難や失敗を乗り越えた、人生の先輩も掲載される。
その逸話に学び、仕事に生かすことで、成長につなげられる人もいるのかもしれない。出会う人の数だけ成長できるとも言われる。それなら、職場に加えて、新聞の中にいるたくさんのメンターに出会ってみるのも一案だ。
【出典】
新聞科学研究所。2020年12月、全国ネット調査。
新聞購読者/非購読者における調査(N=2884)
※本調査では定期購読だけでなくコンビニや売店など店頭での購入も購読と定義する。
新聞を読む子どもの学力が高いのは、なぜ?
新聞を読む中学生は72.5%、読まない中学生は63.3%。
何の数字かというと、2017年の全国学力テスト・数学Aの正答率です。
国語Aではそれぞれ82.4%、76.6%でした。どちらも新聞を読んでいる生徒の方が、正答率が高いという調査結果が出ました。
中学生だけでなく、小学生でも同様の結果が出ています。なぜこんな差が生まれるのでしょうか。
文部科学省実施の学力調査と生活習慣などを尋ねたアンケート結果を分析したところ、新聞閲読習慣と学力との間に相関関係があることが分かりました。
新聞で培った言語力が問題文の理解に役立つだけでなく、社会への興味を育む上で新聞活用が大きな力を持ちます。
地域や社会の出来事への関心の高い生徒は正答率が高い、という結果も出ています。この分析結果は新聞活用を盛り込んだ新学習指導要領を推進する根拠となりました。
ここでは、日本新聞協会NIEコーディネーターで、元小学校校長の関口修司先生に話を紹介します。
*新聞科学研究所サイトに2018年5月28日に公開された記事を転載
授業での新聞活用の評価
学校の授業での「新聞の活用」の賛否(n=3,845)
学校の授業で新聞が活用されていることへの賛否を尋ねたところ、84.3%の人が「よいことだ」と回答しました。
資料:日本新聞協会広告委員会「2015年全国メディア接触・評価調査
新しい教育指導要領と新聞活用や新聞作りが教科書に掲載
文部科学省が告示する教育課程の基準である学習指導要領では、各校種で「新聞」が指導すべき内容として明確に位置づけられ、多くの教科書に盛り込まれています。
見出しなどに着目して必要な情報を探しながら新聞記事を読んだり、複数の記事を読み比べて自分の考えを明確にしたりする工夫をこらした授業が行われています。
例えば、小学校国語では3、4年「B書くこと」において言語活動例として学級新聞づくりが取り上げられました。
このほか社会、総合的な学習の時間、理科、生活、家庭、道徳にも「新聞」が登場。中学校、高等学校でも指導要領解説に「新聞」が明記されています。
若年層の情報、消費に関する意識